No.17 2005年11月

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鳩ヶ谷で見られる野鳥シリーズ30

セグロカモメ(カモメ科) Larus argentatus

セグロカモメ(成鳥・冬羽)
セグロカモメ(成鳥・冬羽)

セグロカモメは日本全国の海岸に秋から春にかけて渡来する大型のカモメです。通常見られるユリカモメに比べて、2回りほど大きい。鳩ヶ谷市内では冬になると芝川上空を飛翔している姿を見ることが多い。特に八幡木あたりの芝川およびオートレース場付近の芝川で観察されることが多い。芝川に浮いているコガモの死体の上に乗って、食べていたことがあるが動物の死骸や魚などを食べる自然界の掃除屋さんでもある。
 セグロカモメの仲間の織別は難しく、脚がピンク色から黄色まで様々で、キアシセグロカモメ、モンゴルカモメなどの亜種も近年は増加しつつある。カモメ好きの外国のバードウォッチャーはカモメ類を見るために銚子港までカモメを見に来る。最近銚子で出会ったイギリスのバードウォッチャーにデジカメで写したセグロカモメの仲間の写真を見せられて、識別談義をしたことがある。日本までカモメを見に来るほど熱心な彼は、流石にカモメ類の特徴を頭の中にたたき込んできたらしく、鋭い質問責めにあった。

自然の記録:

11月 1日 キセキレイが上空を鳴きながら飛翔。キチョウがサボテンの花の廻りを飛んでいた。柿の木にヨツボシカメムシ、テントウムシ、ハラビロカマキリ、植木鉢の下にマルカメムシがいた。隣家のクズから落ちてきたのか(桜町6丁目)

11月 4日 コクワガタ♀1、ハラビロカマキリ1、が柿の木に、ヤモリの子が風呂場に侵入(桜町6丁目)

11月 6日 ルリタテハ(1)5分ほど庭を飛び回っていたが、安行慈林方面へと飛んでいった(桜町6丁目)

11月 7日 ツチカメムシ(1)柿の落ち葉の下からはい出してきた(桜町6丁目)。

11月 8日 ヒメアカタテハ(1)本町2丁目、メジロ(1声)ラクダ坂付近。オナガ(数羽の声)桜町6丁目付近。

11月12日 アカタテハ、ルリタテハ、エンマコガネ(各1)。コサギが庭のフェンスに止まる。ジョウビタキ、モズの声初認。今日は1日暖かい日であったが、午後から木枯らしが吹いた。今年始めての灯油販売の車が廻ってきた(18g1300円、今冬は灯油が高騰するとのことであるがもう上がっていた)。

11月13日 柿の葉にアズチグモが蟹のように止まっていた、一見小さな蟹のように見えるクモである。今年もヤモリはゴミ箱の裏で冬越しの準備をしている。現在2匹を確認(桜町6丁目)。

11月22日 ツグミ(初認)。アオカメムシ(1)冬越しのためかいつの間にか家の中に入ってきたが寒い日が続いたためか廊下に落ちて死んでいた(桜町6丁目)。

11月24日 オナガガモ雄1羽、ハクセキレイ、キジバト各1羽、見沼用水と江川の合流点付近。

11月27日 マルガタゴミムシ(1)が落葉した柿や桜の葉の上を忙しそうに歩いていた。桜の葉が綺麗に紅葉し、落葉し始めた(桜町6丁目)。