No.8 2005年2月

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鳩ヶ谷で見られる野鳥シリーズ21

キンクロハジロ(カモ科)Aythya fuligula

雄は白と黒のコントラストがはっきり 雌は褐色で地味
雄は白と黒のコントラスト 雌は褐色で地味

キンクロハジロはカモの中でも小型で、潜水ガモと呼ばれ潜水して主に貝類を食べますが、公園などの池に飛来して、人が与えるパンの耳やフスマなども嘴で漉すようにして食べます。

大きさはハトを少し大きくしたくらいの小型のカモで首が短く、水上では尾を水面につけるようにして泳ぎます。雄は頭に冠毛があり、背中が黒く、脇腹が白い。そして、目(光彩)が黄色をしています。雌は体全体が褐色をしています。

カモの仲間でもカモという名前が付いていません。ハジロというのは翼の羽白という語源から来ており、羽を広げると翼の中央に綺麗な白い帯が見えるところからハジロガモという名が付けられています。この仲間にはホシハジロ、アカハジロなどといった名前のカモが含まれます。鳩ヶ谷市内では、このようなカモ類が生息できる場所が殆どなくなりましたが、芝川の天神橋あたりでは毎年少数が飛来し、冬を過ごしています。

自然の記録:

 2月 8日   ゴミ箱の裏に相変わらずヤモリの子がしっかりとへばりつき、冬越し(自宅)。

カワウ:100羽以上が朝日橋付近の芝川に浮いていた(岡田氏情報)。

 2月 9日   シジュウカラが囀りかけたがやめてしまった(桜町6丁目)。

 2月17日 ハクセキレイ、タヒバリ(各1羽)変電所バス停付近の民家の屋根で尾を振っていた。

 2月21日 ジョウビタキ(雄1羽)桜町6丁目、ジョウビタキ(雌1羽)浅間橋付近。

 2月23日 ジョウビタキ(雄1羽)市役所付近。シジュウカラ、メジロ囀る(桜町6丁目)。

ハルノノゲシ開花(坂下町の見沼歩道)、ハコベ開花(桜町6丁目)

 2月26日 ジョウビタキ:里中学構内、カワウ(1羽)、ハクセキレイ(1羽)、里小学校裏の見沼用水。

 2月27日 ジョウビタキ雄1羽が久々に自宅庭に飛来した。