No.13 2005年7月

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鳩ヶ谷で見られる野島シリーズ26

カワラヒワ(アトリ科)Carduelis sinica

カワラヒワ

漢字で書くと河原鶸と書かれるように、冬になると群れるようになり、100羽単位の群れで見られることもあるが、埼玉県内ではそのような大きな群れを見ることが少なくなった。大きさはスズメくらいであるが嘴が太く、翼に黄色い部分があり、飛んだ時に日立つ。木の枝やアンテナなどに止まってキリキリ、コロコロなどと言った感じの声で鳴く。市内でも繁殖していると思われるが、街路樹などが減少しているので確認することが出来ない。嘴が太いのでヒマワリの種子やマツヨイグサの種子などを好んで食べる。又、秋にはシデなどの実もよく食べている。

自然の記録:

ここの所、梅雨前線が停滞しており、西日本は水不足、北陸、新潟方面は大雨が続いている。もう少しバランスよく雨が降ってくれたらよいと思うのだが上手くいかないものだ(7/12)。今年も近くでシジュウカラが繁殖したらしく時々親子で訪れてくる。ウグイスは完全に越夏したらしく6〜7月の間桜町6丁目付近と本町の御獄神社周辺で囀っている。同じ個体かどうかは疑問である。

 7月 2日   ノシメトンボは今日も玄関付近で休んでいた。ヤモリは毎日、戸袋を開け閉めするたびに顔を出している。まるで静かにしてくれと言うように(桜町6丁目)。

 7月 3日   アオオサムシ、クロゴキブリ(各1)(桜町6丁目)。

 7月 4日   1日中雨が降り続いていたが、ゴミ箱の中にキマワリが落ちてもがいていた、ツユクサの花が開花した。ヤマノイモ、へクソカズラ、ヤブガラシ、クズ等のツル性植物が繁茂している(桜町6丁目)。

 7月 6日   一日中雨が降ったり、止んだりの天気であったが、クチナシの花にオオスカシバがやってきてハチドリのように蜜を吸っていた(桜町6丁目)。

 7月 8日   コクワガタ雌、コガネムシ各1が窓辺に留まっていた(桜町6丁目)。

 7月10日 ゴマダラチョウ、ナミアゲハ、ヤマトシジミが産卵のため庭を飛び回っている。ツチハンミョウも今年は多く50個体以上生息しているようである(桜町6丁目)。

 7月13日 ベニバナボロギク(北アメリカ原産)がラクダ坂近くの荒れ地に咲いていた。

 7月14日 落ちた柿の実が腐り、キアゲハが飛来した(桜町6丁目)。

 7月15日 ニイニイゼミの初囁きを聞く(坂下町:見沼遊歩道にて)。5m以上にも成長した竹を切ったところ多量の水が流れ落ちてきた。竹の節々に沢山の水を蓄えていたのに驚いた。

 7月17日 桜町6-12-21の民家の駐車場でツバメが営巣し6羽の雛が孵化していた。今年はこれで10巣の繁殖を確認した。例年に比べ3、4巣増加した感じであるが、今後の継続を見てみなければ何とも言えない。

 7月18日 梅雨明け宜言。キンミズヒキ、ミズヒキ開花(桜町6丁目)。

 7月19日 コガネムシ、アカビロウドコガネ、ツチカメムシ、等が庭を歩いていた(桜町6丁目)。

 7月20日 孵化間もないカマキリがタカサゴユリの葉の上を歩いていた(桜町6丁目)。

 7月21日 ミスジチョウがムラサキシキブの葉で休息していた(桜町6丁目)。

 7月26日 台風7号接近のため一日中降雨。

 7月27日 アメリオニオニアザミ、エノコログサ、エノキグサ、メヒジワ、開花(本町2丁目:ヤクルト販売店裏駐車場)。

マルモンサビカミキリ、マメコガネ。ジャガイモを掘り出していたらツチの中からオオカンショコガネおよびコガネムシが出てきた。羽が柔らかく両者とも成虫になったばかりのようであった。アブラゼミ初鳴き(桜町6丁目)。

マルモンサビカミキリ
マルモンサビカミキリ

 7月28日 コミスジ、ヤマトシジミ、ナミアゲハ、などが常連でよく飛来する(桜町6丁目)。

 7月29日 アオオサムシ、アオスジアゲハを観察した(桜町6丁目)。

 7月30日 ウグイスがまだ囀っている(桜町6丁目)。

 7月31日 トビイロウンカが家の中に入ってきた(桜町6丁目)。