No.16 2005年10月

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鳩ヶ谷で見られる野鳥シリーズ29

セグロセキレイ(セキレイ科) Motacila grandis

セグロセキレイ(成鳥) (幼鳥)
セグロセキレイ(成鳥) (幼鳥)

以前は日本固有種と言われていた種類であるが、近年の調査では韓国でもかなり広く分布していることが解り、日本固有種というお墨付きは返上しなければならなくなったようだ。

市内で普通に見ることが出来るセキレイであったが、20年ほど前からハクセキレイが全国的に進出し、セグロセキレイの方が見られる機会が減少してしまった。市内では、芝川や見沼用水などで時々観察される。ハクセキレイとよく似ているが、ハクセキレイはセグロセキレイに比べて顔の白色部が広く、セグロセキレイでは眉斑のみが白い。

自然の記録:

10月 2日 ナミアゲハ(東公団の庭および桜町6丁目)。

10月 3日 ウラギンシジミ(雄1)、マルガタゴミムシ(桜町6丁目)、ツクツクボウシ(本町3丁目)。

10月 3日 クロゴキブリ(3)、ベッコウハゴロモ、ツマグロヨコバイなどが観察された(桜町6丁目)。

10月 6日 ツクツクボウシ鳴く、今日はかなり涼しくなっていたが、しきりに鳴いていた。そろそろ最後のセミの声となるか。

ツクツクボウシ雄
ツクツクボウシ雄

10月11日 40cm程のシマへビがイヌ走りの上で日向ぼっこしていた(桜町6丁目)。

10月12日 5日ぶりに晴天となりルリタテハ、ウラギンシジミ、ヤマトシジミ、アキアカネ、がよく飛び回っている。また、ツクックホウシがよく鳴いており、季節外れのアブラゼミが鳴いているのには驚かされた。ヘクソカズラの蔓でホシホウジャクス(スズメガの仲間でへクソカズラが食草)の緑色型と褐色型の幼虫がゆっくりと動いていた(桜町6丁目)。

セグロセキレイ(成鳥) (幼鳥)
ホシホウジャクの幼虫 緑色型 褐色型

10月19日 ハラビロカマキリが門の上を歩いていた。今冬初認のキセキレイが鳴きながら上空を通過した。4日続きの雨がようやく止んで晴れ間が見えたら、柿の色もかなりオレンジ色になってきた。

10月29日 ハラビロカマキリ(1)および死骸(1)柿の木の枝にカマキリが産み付けた卵鞘があった。

ヤマトシジミは、相変わらず2〜3頭が庭を飛び回っている。ウリハムシも元気。

今年は柿の実が多く実った木とほんの数個しかならない木があった。

10月31日 そろそろ昆虫類の活動も鈍くなってきたのか、観察される昆虫類も種類数が少なくなってきたが、11月近くになっても蝶が飛び回っているのは温暖化の影響であろうか。

ヤマトシジミ(3)キタテハ(1)、カヤツリグサが開花(桜町6丁目)。

イヌホオズキ開花(本町郵便局付近)、クサノオウと白花のミズヒキが咲いていた、園芸品種かどうか疑問であるが(本町:御岳神社付近)。